2016年12月20日火曜日

理系のためのExcelグラフ入門を読んで、行動頻度のグラフテンプレートを作成した。

行動データをまとめてグラフ化することが多い。書式について、毎回設定すると結構手間がかかってしまう。テンプレートを作成するために参考になる本はないかと思い、理系のためのExcelグラフ入門を読んでみた。結構良かったのでお勧めです。



この本は一般ビジネス向けと言うよりは研究者向け 実験データを正しく伝えるための方法が書かれています。第1章と第2章、10章くらいしか自分には関係なかった。 なので半分以上は読んでいないけれど、自分に必要なエッセンスは結構詰まっていた。
一般的なグラフでは、グラフの色にグラデーション効果を付けるなどして、できるだけ美しい仕上がりを目指す傾向があります。一方、実験データのグラフでは「美しい仕上がり」より「グラフの意図が誤解なく伝わること」が何より重視されます。
とのことで、1つの正解のグラフを示すと言うより、扱うデータや発表の形式で色々変わるけど、自分が使ってる方法を紹介するよというスタンス。

作成したテンプレート

こちらです。


本書の中では筆者の設定も載っている 。 自分もテンプレートを作る時にどういう設定に変更するかを記録しておくことが大切だと感じさせられた。以下に設定を記載する。


設定

グラフ全体の設定
項目
設定
目盛線
なし
補助目盛線
なし
目盛
あり
目盛の向き
内向き
凡例
右に重ねて配置
軸の幅
1pt
タイトル
なし
タイトルフォントサイズ
-
主横軸ラベル
軸の下に配置
主縦軸ラベル
軸ラベルを回転して配置
文字の色
グラフエリア枠線
なし
フォントサイズ
12
フォントの色
プロパティ
セルに合わせて移動するがサイズ変更はしない

第1系列 第2系列 第3系列 第4系列 第5系列
マーカーの形
マーカーサイズ
7 8 6 8 7
マーカーの塗りつぶし
グレー なし
線の色
線の幅
2pt 2pt 2pt 2pt 2pt
線の種類
実践 点線(丸) 点線(角) 破線 一点鎖線
マーカーの色
マーカーの枠線
1.25 pt 1.25 pt 1.25 pt 1.25 pt 1.25 pt

以上を参考に、繰り返し使えるテンプレートを作ってください。

テンプレートを作った感想

汎用性の高いグラフを作るために、デフォルトのグラフから、できるだけ、書式設定をいじる形で作った。手作業で移動・拡大縮小する場合、要素ごとの間隔に余裕を持たせないとサイズ変更をした時にすぐに重なってしまう。

参考URL

Dr.Morichの研究Hacks! 白黒印刷の折れ線グラフを見やすくする工夫
Excel2013-02: Excel を用いたグラフ作成 (実験グラフ設定) 
伝わるデザイン|研究発表のユニバーサルデザイン 伝わるデザイン|研究発表のユニバーサルデザイン