2016年2月7日日曜日

原因・動機別自殺者数

自殺白書のページから、原因・動機別自殺者数のデータを引っ張ってみた。

原因・動機別の自殺者数の推移|平成25年版自殺対策白書 - 内閣府




 これは2006年までのデータだけれど、興味深いのは経済・生活問題を動機としているものが90年代中盤くらいからグッと上がっていること。これは、どんな風に解釈されるものなんだろうか?調べないとな。

追記 平成10年の自殺者の急増 20160208

やはりこの自殺者の急増については分析してあるみたい。
内閣府経済社会総合研究所の委託により、平成10年の自殺死亡率の急増について様々な経済学的、社会学的要因との関連について解析を行った「自殺の経済社会的要因に関する調査研究報告書」(平成18年3月京都大学)では、<1>長期失業等を含む失業要因は、統計的に安定して有意に自殺死亡率を増加させる方向に作用しており、かつ寄与度も大きい、<2>平成10年以降の30歳代後半~60歳代前半の男性自殺死亡率の急増に最も影響力のあった要因は、失業あるいは失業率の増加に代表される雇用・経済環境の悪化である可能性が高い、<3>平成9年から10年にかけて、経営状態の悪くなった金融機関による「貸し渋り・貸し剥し」が多くの中小零細企業の破綻の引き金になったことが自営者の自殺の増加に大きく影響していると見られる、とされている。
平成10年における自殺者数の急増要因