intolerance には、「不寛容」、「耐えられないこと」、「雅量のないこと」、「狭量」という意味があります。
uncertainty は、「不確実性」、「不確実」、「確信のなさ」、「半信半疑」、「不安定」、「不確定」、「不安」、「頼りなさ」、「変わりやすいこと」、「不確実なこと」、「当てにならないこと」と訳されます。
これまでは、「不確実性への不寛容さ」と日本語化していたのですが、どうも分かりにくいししっくりこない。
ティモシー・A・サイズモア(著) 坂井誠、首藤祐介、山本竜也(監訳) 『セラピストのためのエクスポージャー療法ガイドブック その実践とCBT、DBT、ACTへの統合』では、「将来の不確実性への耐性が低い」と訳されており、大分わかりやすいと感じました。
その他の訳を考えると、
- 不確実であることへの耐性の低さ
- 不確実であることの耐えられなさ
- 不確実であることの受け入れられなさ
- 不確実なものごとへの耐性の低さ
- 不確実なものごとの耐えられなさ
- 確実でないことの受け入れられなさ
うーん、どれも今いち。考えるとより混乱してきますね。
追記2017/12/3
DSM-5では、「不確かさへの不耐性」と書いてある。
追記2017/12/3
DSM-5では、「不確かさへの不耐性」と書いてある。
- 将来の不確かさへの耐性のなさ
- 不確かさへの耐えられなさ
といった表現も分かりやすいかもしれない。