行動療法のACT特集号では、マインドフルネスと回避行動の関連が何度が取り上げられていた。マインドフルネスで「回避行動が生じるまでの潜時を増大」させ、「選択の機会を提供する」。「回避行動と拮抗する行動の獲得」、「孤独感や落ち込みといった感情に注目しすぎずに活動から生じる身体感覚をはじめとする刺激に注目する機能変容」など。
マインドフルネスというのは、基本的には私的事象の絶えず連続したタクトです。
これまで、タクトを臨床で使う時には、イメージエクスポージャーの刺激としてや、内的回避行動の拮抗反応という所を意識していたけど、もう少し違った使い方もできるのかもしれない。
「そこに留まるために、今の感情、感覚、思考をモニターする」ってこと。
「とどまるためにタクトする」ってのが、なんだかしっくり来ているんです。