仕事上、研修会へ出張に行くことが多いですが、その効率を高めたいと思っていくつか試行錯誤しました。その方法を書きとめておきます。
出張届けのコピーにメモをとる
以前は、発表を聞くときには自分の勉強用にノートにメモを取って、後日勤め先へ戻ってから配布資料とノートを見直しながら、出張届けを作成していました。所属機関の出張届けには、発表内容と、日常業務への示唆、感想に分かれていて、一から作成していると中々時間がかかっていました。今は以下の方法に変更しました。
- 出張届けのコピーを研修会へ持参する
- 発表内容を聞きながらその出張届けのコピーへ手書きでメモをとる
- 二部印刷して一部は自分のノートに貼る
- 出張届けに記入する内容が自分のためのものであるという意識を持つ。
この工夫で、手間が減り、出張届けの文章のクオリティも上がったように思います。やや専門的になるきらいはありますが、今のところ問題は出ていません。
配布資料の管理
- 以前は資料を後生大事に保管してました。見返すことはほとんどないのですが。
- 最近は、規定の保存期間が過ぎたら比較的早く処分するようにしています。その方が職場環境がスッキリして身軽になれます。
- この資料の処分するという方法は、私費でいく研修でも増えてきました。その理由は次の項目とも関連します。
研修から戻ったら発表者の論文を取り寄せる
研修から戻って発表者の書いた論文や、発表内で取り上げられた論文を検索・取り寄せするようになりました。この取り組みで、研修に行く経験に厚みができてきました。配布資料は、その発表内容を参加者に分かりやすくするために配るものであって、論文ではありません。その資料から引用して何か文章を書けるわけでもないです。この論文を取り寄せるメリットは
- 情報価値の高い資料が手に入る
- 自分がその発表内容に基づいて行動するときのエビデンスになる
- その成果を自分が発表する時の引用文献を手に入れることになる
- 発表の中で、発表者は自分の論文の説明をしてくれていることが多い
- 読む前に著者からの説明が聞けると、楽に論文が読める
- 図や表の見方も教えてくれる場合がほとんどなので、活用しやすい
- 引用文献からさらにその領域について深く知ることができる
おわりに
最後の項目は、論文をバンバン書いている人の発表を聞きに行ったときのみ該当する項目だと思います。あまり論文は書かないけれど、非常に面白い内容や役に立つ内容であれば、資料は保管しておくと思います。あと、本来なら事前に発表者の論文を読んで行ったりするほうが良いのでしょうが、なかなかそこまではできていません。