昨年から今年にかけて、公認心理師試験に向けて自分に4択クイズを出すプログラムを作った。それを用いて公認心理師の試験勉強をしているので、その効果を部分的に書き留めておこうと思う。
プログラムの概要
プログラムは、入力した4択クイズをランダムに提示して、日付、正答率、各問題への回答結果(正答か誤答か)を記録する。プログラムは、以下のページから入手できる。
介入前
今回とりくんだのは、心理学検定の公式問題集のうち、「神経・生理」と「産業・組織」の2つ。問題数は68。介入前には、回答時間を10分(僕にとって無理なく続けられる時間)で、とにかく試行錯誤学習で問題を解く。そして各問題を1問以上解くまでこれをつづける。
介入
正答率が20%未満の問題について勉強する。やりかたはコピー用紙に、人物と理論を簡単にまとめて、それをツイッターで報告するというもの。ちなみに介入期には、プログラムで問題を解く作業は行っていない。
介入結果
正答率の変化をグラフで示す。
- 試行錯誤学習だとだいたい6回くらいでプラトーに達して正答率が大きく変化しなくなる。
- 全ての問題のデータをとるために、結構時間を要した(ランダム化が初期化されないというプログラムの不具合があったことも影響)。
- 介入前の最後の試行はなぜか正答率が良い。偶然?気合?
- 介入後の2試行は久しぶりに問題を解くので、やりにくさを感じた。
- 介入後3試行以降は、正答率89%以上を示している。
まとめ
- 自分を実験材料にして、学習プログラムの効果を見るのは面白い。
- 手前みそになるけど、プロセスを追うと自分に対する理解も深まるし、勉強のやる気が高まる感覚がある(あくまで感想)。
- 今の時代学生だったら、いろいろな機械やウェブサービス、アプリなどがあるので、こういった自分実験はやりやすいだろう。
- 今回の勉強領域は、ブループリントからいえば出題範囲の非常に狭い範囲なのであんまり意味がないかもしれない。
- じぶん実験はおもしろい。